『診断と治療方針』
歯の根の周囲の骨が大きく溶けており
一般的には「抜歯してインプラントにするしかない」と判断されるような重度の状態でした。

まず、歯の中の感染を取り除く根管治療を行いましたが、炎症は完全には改善しませんでした。
そこで、歯の根の先端部分を外科的に切除する「歯根端切除術」を行い、
同時に失われた骨を再生するための処置を実施しました。
『治療結果』
手術後は骨の再生が認められ、歯を抜かずに保存することができました。
4年後にわずかな違和感があり再手術を行いましたが、
現在は良好に経過しており、セラミックのかぶせ物で機能面・見た目ともに安定しています。

監修者情報

院長 平野 翔
経歴
- 青森県弘前市出身
- 東北大学歯学部卒業
- 都内大手医療法人や歯周病専門医の元で勤務医を経験
- 2019年モーラ歯科クリニックを開設し現在に至る


